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日本人から「福耳」が消える日

5-2クスリは『毒』

薬

【5-2】

一昔前の薬理学の教科書に『クスリは毒である』と一番先に書いてあったと聞いた事がありますが、現代の教科書も同じかどうかは分かりません。

ただ、対症療法は常に副作用を伴ってしまいますし、また、その使用量に比例してその人の腎臓や肝臓に負担を掛け、そして低体温にも導いてしまいます。

かなり前に聞いた話ですが、昔の内科医はクスリが毒である事をよく理解していて、不定愁訴を訴えている患者の為を考えてまずは、効き目の弱いクスリから処方していた様です。

例えば、その人が風邪からくる何等かの痛みや熱などの場合、その人の自然治癒が遅れて治りは遅くなってしまうが、その痛みや熱をある程度緩和させる様なクスリを処方していたと。

クスリの副作用や自然治癒力を考えながら、その頃合いを見ながらクスリを段階的に替えて行ったと聞いた事があります。

しかし、現代はその反対で、最初からエース級のクスリを処方されるお医者さんが多くなっている様です。

また、クスリ自体も昔に比べ強力な薬物になってきました。

今は、患者さん側も早く不快な症状を消してもらいたいと考え、また、不快な症状が消えた事で病気が治ったと思ってしまっていて、クスリを飲んで目に見えたクスリの成果が早く出ないと、「あの先生はやぶ医者だよ」などと言われてしまうので、処方されるクスリも最初から『よく効くクスリ』となってしまいます。

しかし、このよく効くクスリは副作用がとても強く連続的に使用すると、見えない処で腎臓や肝臓などを徐々に弱体化させてしまい、結果的に、その人の生命力を弱めてしまう方向へ向かってしまいます。

また、西洋的な足し算思考の為、一度に沢山の種類のクスリを処方される場合がよくありますし、大病院になればなるほどその傾向が強くなると思います。

私の非常に親しい友人の話ですが、こんな事がありました。

友人曰く「私ねえ、この前、OO皮膚科の先生が名医と聞きつけて行ってみたのよ。そしたら、二十数年間悩んでいた首の処の皮膚病がその先生のクスリで治っちゃったのよ。この二十数間に色々な皮膚科の先生に掛かったけど、どの先生のクスリも効かずにいたのよ。きっとあの先生は名医よ。」と。

この場合もですが、殆どの方が二十数年間の皮膚科の先生方が『やぶ医者』で、悩んでいた皮膚病を綺麗に消えて無くしてもらった先生を『名医』と思うと思いますが、いかがでしょうか?

別の方向から、現代の対症療法的なクスリを考えてみたいと思います。

西洋医学を基に出来上がった薬物療法は、副作用の伴う攻撃的な療法になり、

その殆どが体質の変化から生まれた生活習慣病や体質病に処方されます。

薬物療法はクスリの力を使い、強引に症状を押さえつける事に重きを置きます。

滅多にクスリを飲まない人や病気に縁が無い人には全く訳の分からない話ですが、常に、何等かの不定愁訴や病気で、薬物療法を受けておられる方々のお話です。

例えばですが、また、イメージしてみて下さいませ。

身体を『吊り棚』と考えます。

体質の変化から起こる不定愁訴や病気の症状に対してクスリを使うと言う事は、『今の不定愁訴を無くしてしまおう』と言う対症療法に繋がります。

クスリの力で強引にその症状を消す事は、今起きている症状を『クスリの力で手っ取り早く、身体の奥のそのまた奥の方にその原因を抑え込んでしまう事』になります。

常にクスリを飲んでいる方は、その度に、その症状である『身体に溜まった毒素を体外に出す為の排毒現象を抑え込む事』に結果的に繋がってしまいます。

クスリの副作用と同時に、身体から排毒する予定の毒素が溜まり続ける事になってしまいます。

仕事でストレスが溜まるとイライラしてきますし、ある程度を超えると誰でも『ガス抜き』をしたくなります。

普段はお酒を飲んでも静かにしている様な人でも、その人の許容範囲を超える様なストレスが溜まり続けると、人によっては考えられない様な行動をしたりします。

極端な話、裸踊りをするかもしれません。

その人の許容範囲を超え続けると防衛的に、誰でも『プッツン』する訳ですし、典型的な排毒現象であり延命反応です。

これと同じ現象がクスリでも現れますし、これこそ自然界の法則となります。

クスリで症状を抑えるという事は、今現れている不快な症状を『一時、吊り棚の上に置いておきましょう』と言って身体の奥に毒素を押し込む様なものです。

クスリに縁がある人は、その都度、身体の奥に病気の原因である毒素を押し込む事になり、どんどん圧縮されていきます。

別の言い方をすると、吊り棚の上に抑え込んだ原因をその都度載せて行く様な感覚で、吊り棚がその重さに勝っている間はいいのですが、その人の許容範囲を超えた時に、いっきにその吊り棚が崩れ落ちます。

まるで、極度のストレスから飲酒中に『裸踊り』をしだす様なものです。

その時の症状は、以前より酷く現れたり、また、別の大きな病気へ発展して行く場合が多い様に思われます。

そうなると、『クスリの拡大再生産』へと繋がってしまい悪循環となり、

またそこに副作用も伴う様になってしまいます。

解毒器官である腎臓や肝臓などに障害が出始め血液を汚し、また、低体温を促してしまう結果となってしまいます。

クスリが絶対に悪いのでは無く、必要に応じてその瞬間的な効き目や効能を最優先する場合もあるでしょうし、対症療法を必要とする救急医療には絶対条件となります。

また、大事な仕事に穴を開ける事は出来ませんし、その場を凌ぐ為にクスリで抑え込む必要も出てくるでしょう。

言いづらい事ですが、その人その人で経験や歴史や人生観も異なりますので、最後はその人本人が決める事となります。

お医者様に全てを委ねる方や、別の方法や療法で解決の糸口を探す方など、

人それぞれとなります。

最近では、インターネットで色々な情報を得る事が出来ますので、『医薬品添付文書』を検索する事も、その人の将来を決める一つの大きな方法になるかもしれません。

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