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日本人から「福耳」が消える日

4-11西洋医学の対症療法

医療

【4-11】

恐らく、我々日本人は、この『対症療法』の言葉の意味を正しく理解されている方はかなり少ないのではと推測します。

現代西洋医学は癌治療に於いて、基本的に三つの療法を行います。

外科的な手術、放射線治療、薬物療法に大きく分けられます。

これらは残念ながら、病気を治す方向にベクトルは向いていません。

病気を治さないから、対症療法と言う名称になります。

最初から、『治さない事』が大条件となっております。

最先端では『遺伝子治療』なるものがもてはやされ始めていますが、これも三大療法と同じく、病気を治す事には不向きと思います。

日本人は特に、『病院は病気を治す所』と信じて疑いません。

世界的に見て日本人ほど、「『薬好き』な民族は無い」と言われています。

私も30歳ぐらいまでは、同じ様に信じ込んでいました。

現代の病院は、病気を治すのではなく病気の症状を抑えたり、一時的な苦痛の回避をする為の行為や工夫をする場所と思う様になりました。

これは、あくまでも『生活習慣病』などの体質病においてと言う事です。

誰でもよく知っていると思いますが例えば、風邪で熱が出ると解熱剤、頭痛に鎮痛剤、炎症に消炎鎮痛剤、病原菌に抗生物質などです。

手術は、癌などに侵された部分などの悪い部分、必要無いと思われる部分を切り取ります。

また、放射線治療は、癌などの悪い部分を焼き殺す様な感覚です。

西洋医学を一言で表現すると、この『対症療法の驚異的な発達』となります。

この対症療法の世界は、『目に見える機械の世界』をその基礎に置いています。

東洋医学の『目に見えない生命体の世界』を基礎に置く、自然療法や全体療法とは真逆の関係にあります。

ここでまた、同じ言葉の登場ですが、何を多く食べ続けたかでその人や民族の考えや行動へ繋がっていきます。

ここでも、全く同じ現象となって現れています。

狩猟民族時代から遊牧民族や牧畜民族への進化に伴う特徴について、大雑把ですが、簡単に『肉食思想』を整理してみます。

現代西洋医学は、この『肉食思想』が全ての基になっております。

 

  1. 目に見える物のみが基本的な対象。
  2. 高い瞬発力と判断力、『獲物は速く見つけて、速く捕まえる』から発展して、『獲物は速く見つけて、速く殺す』へ。
  3. 過酷な自然界を生き抜く為に『二元論』が発達し、善か悪か白か黒かの排中律。
  4. 後に戻らない、一方通行的で直線的思考と足し算思考。
  5. 分析的、局所的、細分化的。
  6. 論理的思考展開で、自然界や相手に打ち勝とうとする。
  7. 森羅万象の上に立つ神様。

などとなります。

 

肉食思想が悪いとは全く思っていませんし、肉食思想だからこそ生み出す事の出来た素晴らしい物や概念が沢山あります。

狩猟民族系と農耕民族系のどちらの民族が優れているとか、良い悪いなどの問題ではなく、地球上には大きく分けてこの二つの方程式が存在します。

両方の方程式を知る事で、『その使い勝手』を見抜きながら自分で考える事が大事な事と思います。

どちらも、その風土の違いによるFOODの違いから端を発していて、この地球上を生き延び子孫を繋ぐ為に、あらゆる生命体の自然環境への進化適応能力の素晴らしさの表れと考えます。

1番から順に、現代西洋医学的な対症療法をリンクさせながら再確認してみます。

この七つは、一つ一つが独立しているのではなく、全て相互関係にあります。

1番は、過酷な自然環境の中を形振り構わず、動物的本能で目に見える獲物を探し求め、追いかけ続けて生き抜いたという事実。

現代医学的に見ると、熱や下痢、頭痛、皮膚病など本人にとっての『目に見える不快な症状』が出た場合、薬物療法によりその症状を消したり、抑えたりします。

そのクスリを使用した本人にとって、目に見える形でハッキリと分かるほど直ぐにその不快な症状が消えて無くなる場合が殆どです。

また、レントゲン、CTスキャン、MRIなどの最先端医療による、目に見える形としての画像解析技術などのミクロの世界における機械技術の驚異的な進歩。

2番は、生き抜く条件として当たり前の事ですが、食べ物が無いと餓死してしまいますので、死活問題として効率性が求められますし、理屈抜きに殺さないと食べる事が出来ません。

この潜在性が基で、『早期発見、早期治療』へと発展して行きます。

そうなると、『癌を早く見つけて、早く治療』から進んで『癌を早く見つけて、早く抗癌剤で殺す』へ発展して行きます。

3番は、人間様から見て悪である病原菌を殺す事や、癌などに侵された部分のみを考えて、そこで善と悪、良い悪い、必要ない必要あるなどに明確に分けて切り取る様な外科的手術の発達。

まるで動物を切って料理して食べる時に、必要部分と必要無い部分を切り分けると言うか切り捨てる感覚。

肉食で部分食の為、農耕民族の中庸的感覚ではなく、白か黒の両極端な感覚。

4番は、前にのみ進まないと獲物は獲得出来ませんし、肉の部分食で生き抜いた関係上、この潜在性の現れとなります。

現代栄養学に見る『栄養の足し算方式』に繋がっていて、それも栄養を足せば足すほど誰でも一律的にその栄養効果が上がる事や、動物のタンパク質を食べると人間の体タンパクへ直結すると言う直線的思考。

5番は、これも部分食を基にする食性から、全てのスタートを部分から考える様に進んで行きます。

目に見える部分の細分化をすればするほど、病気の原因が分かると言う考え方。

昔は見えなかった様な菌やウイルス、体細胞や神経組織などミクロの世界が確かに化学的で機械的な先端医療技術の進歩により、解明される部分が多くなってきました。

それと同時に、大病院の診療科目の増加(細分化)と新しい病名の増加、病人の増加にも繋がっています。

6番は、肉食中心で過酷な風土を生き抜くと言う事は、農耕民族には考えられないほど厳しかったと思います。

日本人の様な『曖昧さ』や『嘘も方便』、『ハッキリと勝ち負けを決めない』、『阿吽の呼吸』、『和をもって尊しとなす』的な考えでは、肉食民族の風土的状況下では生き抜く事が出来なかったと思います。

常に、二元論を基に、白と黒とに誰が見ても分かる様にハッキリと明確にする事を好み、論理的に自分の主張や正しさを展開しようとします。

『自然界に打ち勝つ』、『動物に打ち勝つ』、『周りに打ち勝つ』、『相手に打ち勝つ』などの概念へと進化、これがあって初めて、肉食民族として生き抜くことが出来たのだと思います。

肉食は身体の『瞬間的な興奮性』を高めますが、この興奮性が攻撃性となります。

この攻撃性と二元論的思考が基になり、生き延びる為に自然界をも打ち勝ち、支配する様な考え方へ進化して行ったと思います。

この潜在性に於いて現代西洋医学は、『要らない物は切り捨てる』、『クスリで菌を殺す』、『放射線で焼き殺す』、『抗癌剤で癌細胞を殺す』などの攻撃的治療へ発展して行ったと思います。

また、現代西洋医学的な表現として、『病気と闘う』、『病気に打ち勝つ』、『病気を乗り越える』、『病気に負けない』などの言い方がされます。

これらも、自然界や自分の周りを敵視したのと同じ様に、病気を敵視した表現と思います。

これらは全てリンクしていますので、明確に分ける事が出来ませんが、ポイントが掴めればいいと思っております。

狩猟民族から西洋人へ繋がる食性を通して、これらの概念が必然的に、対症療法へと繋がって行く事になります。

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