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日本人から「福耳」が消える日

4-10『栄養学』と『営養学』

食事

【4-10】

現代西洋医学はドイツ生まれの『栄養学』を取り入れていますが、日本では昔から『営養学』と言う考え方がありました。

つまり、『営み』と言う事で、食べてから排泄されるまでの循環的思考で、この食べてから排泄までを気が遠くなるような世代を通し見続ける事により、その人の目に見えない体質や健康状態の変化、そして、その人が将来患うであろう病気や病気を癒す方向などへの変化を見抜く基になったのだろうと思います。

要は、食べる人を中心に考え、その食べ物が見えない身体の中を通ってその人がどの様な変化に繋がるかを延々と観察し続けてきたのでしょう。

しかし、ドイツ生まれの栄養学は、食べる側の人間の事は殆どと言っていいほど考えず、ひたすら食べ物に含まれる栄養素を分析し、その栄養素の足し算方式へと繋がります。

栄養素の足し算をすればするほど、食べれば食べるほど身体にプラスと考え出す様に発展しました。

ここにも一方通行的な直線的思考が見えてきますし、農耕民族の様に体質的な事をあまり考えない機械的な発想になります。

そしてまた当然ですが、ここにも二元論が入ってきます。

大雑把ですが、現代栄養学ではこの二元論と目に見える物に対しての分析的で直線的思考と足し算的思考を基にすると、恐らくこの様になります。

栄養素をタンパク質、脂肪、炭水化物の三つに分類し、その中にビタミンやミネラル、必須アミノ酸などが含まれているので、何でも好き嫌い無くまんべんなく食べた方が良いと。

しかも、食べた量の分だけの栄養効果が得られ、ましてや人間の身体もタンパク質で出来上がっていて、タンパク質を食べればそのまま体タンパクへ繋がるので、動物性の良質なタンパク質を沢山食べよう、と。

医学関係者や専門家の方々から見ると、とても幼稚な説明と思うでしょうが、

ポイントさえ見えてくればいいと思います。

本来は、医者や栄養学者や専門家の方々においては、当然ですが、専門的知識や科学的分析を基に論理的な説明が展開され、聞いている我々素人はその西洋的な分析的で論理的説明に納得してしまうと言うか、その明確な説明の心地よさに酔いしれてしまいます。

ましてや、高度な最先端の医療設備や機器、検査結果が数値で一目見れば分かる程の診断技術、大病院の清潔さ、など考え出したら切がありません。

これらを背景にして、医師や専門家による専門知識をフルに活用して西洋的な方法で論理展開されると、我々素人は太刀打ち出来ませんし、疑問にも思わない方々が殆どだと思います。

ですが、戦後は『老人病』と呼ばれ、その後『成人病』へ呼び名が変わりその後

『子供の成人病』に変わり、その後また、『生活習慣病』と変わり現在に至っています。

その殆どの病気が、『原因不明』です。

糖尿病患者が昭和47年ごろは約3万人でしたが、40年後の平成24年には約700万人になり、何と233倍で、糖尿病予備軍は2000万人と。

戦後、病院が増え続け、医者も増え続け、医療費も天文学的に増え続けた結果は、病人も増え続けている結果を招きました。

癌は現在の日本では、一日で約1000人の方々が亡くなられておりますし、将来は二人に一人が癌で亡くなるとか。

最近の調査では、高校生の半分近くが生活習慣病予備軍と言う有様です。

何処かおかしと言うか、何かが間違っていると思ってしまうのですが、いかがでしょうか。

肉食民族であるドイツ人が生み出した栄養学の基は、二元論的で直線的な足し算思考、目に見える物の細分化、局所的で分析的、論理的思考などと、科学や機械の世界の発展の為にはとても有効と思います。

そしてこの栄養学は、あくまでも肉食思想を基に持つドイツ人の為の栄養学です。

決して、生命力溢れる全体食で中庸を保ち続けてきた農耕民族である日本人の為の栄養学ではありません。

農耕民族は、生命体の世界において人間も他の全ての生物同様に、自然界の目に見えない力の中で『営み続ける事』を通して、自然界の中で全ての生物と一緒に循環しながら生かされていると考えました。

生活習慣病とは、その『毎日の営み』に問題があったが為と思いまが、いかがでしょうか。

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