玄米ごはんと福耳.com

日本人と「ごはん」と「福耳」の会


日本人から「福耳」が消える日

4-7典型的穀菜食民族である日本人の自然観

野原

【4-7】

東洋の中でも我々日本人は、典型的な農耕民族として進化発展してきました。

その日本列島の地理的特徴を簡単で、大雑把に考えてみましょう。

まず、四方を海に囲まれた島国でハッキリとした四季があり、南は沖縄から北は北海道と縦に長い為に気候が場所や地域によってかなり異なり、陸地の殆どが山岳地帯でその山から湧き出る水は『軟水』で飲み水に適しています。

温暖な気候風土の為、稲などの穀物や野菜の栽培に適していて、また、周りの海から豊富な海産物が取れ、そして湿気が高いので『塩』をふんだんに使用した保存技術や発酵食品が発展しました。

かなり大雑把でが、ポイントさえ押さえていればいいと思います。

日本中何処へ行っても『日本語』が通じて、何処へ行っても『日本円』のみで買い物が出来ますし、ドルやユーロで日常の買い物をする日本人はいません。

我々日本人は、これを当たり前の様に思っておられる方々や気にもしないと言うか、考えた事も無い様な方々が殆どと推測しますが、いかがでしょうか。

ところが世界的に見ると、日本の様な国を他国や他民族で見る事が殆ど出来ません。

何処も母国語以外に英語やフランス語、スペイン語などが入り込んでいて、また、自国の通貨に力が無い為にドルやユーロが流通していて、逆に、自国の通貨を嫌う国や民族さえあります。

これは確かに、日本が島国であった地理的な環境も影響していますが、そこには典型的な農耕民族(穀菜食民族)である先人の経験的な英知や努力、西洋人もビックリ仰天する様な高度な文化水準や教育水準、武術や武道が発展する基になった自然観と強靭な心と身体や人情に厚く自他中心的など総合的と言うか、人間的に全体的な水準の高さが高かったからと確信しています。

有史以来、一度も領土を他国に奪われませんでしたし、これは一にも二にも、『ご先祖様のお蔭』と素直に思っています。

「戦後アメリカに占領されたではないか」言われるかもしれませんが、GHQの約7年間の占領は、本当の意味での占領ではありません。

恐らく推測ですが、明治、大正生まれの先人が日本人としての強靭な心と身体、伝統、文化、立ち振る舞いなどを武器に、色々な場面で占領軍と渡り合った『見えない処での先人の英知や努力』の賜物と思っておりますし、日本人の優秀さの表れと思っております。

そうでなければ、今頃は日常会話を英語で日本人同士がしていたでしょうし、ドルやユーロでも買い物をしていたかもしれません。

読者の皆様、想像できますでしょうか?

外国にはこの様な国々や民族が、沢山存在しています。

この様な他国や他民族に例を見ない大和民族である優秀な日本民族を作り上げた基は、その風土とFOODである稲などの穀物を中心に野菜などの全体食から生まれたものと考えています。

前にも書きましたが、農耕民族である我々日本人は肉食民族の様に人間と自然を切り離して、『自然界を支配する様な考え方』へは絶対に発展して行きませんでしたし、そんな事すら頭の中に浮かんで来なかったと思います。

農耕民族は大宇宙と地球、地球と人間、人間と自然、人間と動物、人間とあらゆる生物、自分と周り、自分と他人などと、分けて考えませんでした。

と言うか、分けて考える必要性が無かったと思います。

そこには、大宇宙も含めた大自然が目の前に存在していて、そこから生まれる『目に見えない何等かの力で全てがお互いに生かされていると』考える様に進んできました。

稲や豆や野菜の種を蒔けば、やがて芽を出しどんどん成長しやがて収穫を迎え、その収穫した物を保存させながら食べ続けて生き続け、その結果、現在の我々日本人にたどり着く事になります。

我々日本人には当たり前過ぎて、考える必要すら忘れてしまいそうな事ですが、とでも大事なポイントと思います。

大自然の目に見えない力の存在に目が向くように進化し、逆に、大自然と比べた時の『人間の小ささ、無力さ、生命の儚さ』などに気づき、自然界の法則の中に人間や動物、空気や水、木や石、細菌や微生物、とありとあらゆる全ての物が存在していると言うか、その目に見えない自然界の力の中で全てが共存していると考える様に進んできたと思います。

ここから、『自然界に不必要な物は何一つ無い』という概念へ繋がってきました。

数字で表すと『全てが1 』になり、大宇宙も1で銀河系も太陽も地球も1になります。

そして、地球上の全ての生物も1で、人間も木や石、ハエや細菌や微生物も1、神様さえも1となり森羅万象の全てが1と言う事になります。

日本では『八百万の神』となりますので、こんなに多い神様がいちいちお互いに喧嘩していたのでは、国と民族が滅んでしまいます。

絶対にお互いに敵対する対象へは発展しませんし、同じ大宇宙から生まれた『元は同胞』的な感覚になりました。

全てが『善』になり、何一つ『善と悪』の二つには分ける方向へは発展しません。

かなり大雑把ですが、『一元論』となります。

森羅万象の全てが一つになっていて、その中でお互いにバランスを取り合って共存している状態で、ある意味、『全てが中庸』に保たれている状態と考えられます。

稲や粟、稗などの穀物を中心にして、豆類や野菜、海藻や小魚などの近海の幸と、

全てが全体食という『食性』を通して日本人は古代から生き抜いてきました。

何度も言って恐縮ですが、何を多く食べたかにより、その人や民族の考えや行動へ繋がって行くと考えます。

肉の部分食中心で進化してきた肉食民族は、部分的、局所的、細分化、分析的へと考えが進んで行きますし、『目に見えるミクロの部分の集合が全体』へと発展して行きます。

穀物や野菜などの全体食中心で進化してきた農耕民族は、全体的な物の見方や考え方へ進んで行き、『全体(大宇宙)と全ての部分(各、小宇宙)は一緒』へと発展してきました。

全体食を通して全体的に考える傾向へ発展し、大自然や大宇宙という『目に見えない最も全体的な物』へ興味が向くように進化発展して行ったのだろうと推測します。

玄米や粟、稗、キビを中心に豆類、野菜、海藻や小魚などの全体食を食べる事は、既に中庸で陰陽のバランスが取れた食べ物を食べる事になり、結果的に、心も身体も中庸になりました。

森羅万象も含め自然界自体もまた、陰陽のバランスが取れた中庸の状態で存在しています。

この辺からも、我々日本人は、『人間も他の全ての生物同様に大自然の中へ溶け込んで、目に見えない中庸力で生かされる』と考えるに至ったのだと思います。

最新記事一覧


今後掲載予定の記事

  • 5-3対症療法と自然療法
  • 5-4病気で起きる症状は『排毒現象』
  • 5-5排毒現象は自然治癒力の現れ『延命反応』、止めるのは勿体無い
  • 5-6『ウン』がいい人は、『運』がいい
  • 5-7『万病一元、血の汚れ』
  • 5-8血液を汚し低体温化させる本命は、『食べ物』
  • 5-9病気の症状は浄血反応、健康な身体に戻ろうとする『延命反応』
  • 5-10酒やタバコは、『後押し』をするだけ
  • 5-11好転反応とは その一
  • 5-12好転反応 その二
  • 5-13吸収は排泄を阻害する
  • 5-14『同化作用』と『異化作用』
  • 6-1伝統的な粗食で中庸力を高めよう
  • 6-2毎日の食べ物でウンコが変わる
  • 6-3考え方だけを変えようとしても、なかなか心の問題は解決出来ない
  • 6-4土鍋や鉄鍋を料理に使いましょう
  • 6-5虫やばい菌の殺し過ぎではないだろうか
  • 6-6西洋人的感覚と日本人的感覚の違い
  • 6-7お茶の水クリニックの診察風景


ブログ:マクロビ家族 『ドタバタ奮戦記』

玄米ごはんと福耳.com-日本人と『ごはん』と『福耳』の会

TEL:090-2251-5993

©2014 日本人と『ごはん』と『福耳』の会 All Rights Reserved.

PAGE TOP