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日本人から「福耳」が消える日

2-17日本人を直撃する動物性食品の害

農村風景

【2-17】

ドイツで生まれた栄養学はドイツ人の為の栄養学で、広く見ても狩猟民族の為の栄養学と言えます。

残念ながら、典型的な農耕民族の日本人には、全く言っていいほど合いません。

北緯50度の寒冷地適応民族が考え出した食性(食習慣)が、北緯35度の猿が住む事が出来る温暖な日本民族には逆に害になってしまいます。

ドイツ生まれの栄養学は、当然、その基本が肉食中心の食事になり、日本人の様にお米中心の食事にはなっておりません。

ドイツのような寒冷地は『高蛋白 高脂肪 高カロリー』で、日本の様な温暖な土地は『低蛋白 低脂肪 低カロリー』と真逆なり、まさに自然界の法則です。

寒冷地の為、エネルギーを消費して身体を温める必要があり、カロリーが高く身体を温める肉食が中心になりました。

「なりました」と書きましたが、実はちょっと複雑で、風土がFOODを産み、そのFOODを食べ続けて進化しながら、その厳しい寒冷の地で生き延びてきた訳です。

それも何千年も何万年も掛かって、肉食文化を通して厳しい環境に進化適応してきました。

ですから、西洋人は足が長く胴が短くなり、農耕民族の日本人は反対に足が短く胴が長く進化し、自然界の法則に順応したが故の必然的な結果なのです。

ドイツの様な寒冷地では温暖な日本の様に、穀物や野菜が十分に育たないのですが、寒冷地ならではの気候とミネラルの多い土壌により栄養豊かな草が生え、しかも日本のように伸びすぎません。

そうなると、梅雨がある日本の様に穀物は沢山取れませんが、牛や羊、山羊などを育てて増やすには絶好の条件になります。

元々、狩猟民族から遊牧民族へ進化しながら生き抜いてきましたし、その長い歴史の中でその寒冷の土地土地にも住み着くようになりました。

そして、その育てた牛や羊を寒冷地の民族が食べて生き延びるように変わっていきました。

かなり大雑把ですが、こんな感じだったのでしょう。

自然界の法則では、『その土地の気候風土の反対方向へ向かう食べ物が育つ』と。

分かり難いと思いますが、簡単に言って、『寒い土地では身体を温める物、暖かい土地では身体を冷やす物』が育つという事です。

日本で言ったら、寒い地方では蕎麦が取れ、沖縄の様な暖かい地方ではサトウキビが取れる訳です。

陽性の蕎麦は身体を温め、極陰性の砂糖は身体を冷やし緩めます。

そして、その牛や羊は人間よりも体温が高く、これを食べると人間の体温が長い年月をかけて上がっていきます。

まさに、『寒冷地で身体を温める食べ物、その代表が動物の肉』になり、その牧畜をするのに適した自然環境がそこに存在しているという、自然界の法則の不思議さを感じてしまいます。

ですから、肉食中心の西洋人と穀物と菜食中心の日本人では、体温が1度位違ってきて、進化の過程で西洋人の平熱が37度から38度過ぎ位になっているのです。

サスペンダーを西洋人はよく使用しますが、日本人のように肩や首が凝らないのでしょう。

そうなると、一つの矛盾が発生してきます。

今や日本でも、『低体温』が広く話題になってきていますが、戦後の西洋食である肉、卵、牛乳などの陸上の動物性食品を食べていれば体温が上がるので、とても良いことではないかと思われる方々も多くおられると思いますが、残念ながら、自然の法則を無視した安直な結論と言わざるをえません。

ドイツのような寒冷地を生き延びる為に、そして日本の様に穀物が十分に取れないその厳しい自然環境へ適応範囲を広げて行く為に、狩猟民族以来、陸上の動物を何千年も食べ続け、子孫を繋いで民族を絶やさずに今日までに至ったと思います。

しかしそこには、我々農耕民族である日本人には想像もつかないような厳しい風土に適応する為に膨大なエネルギー消費や試練、進化があったと思います。

人間の歯型を簡単に説明しましたが、穀物と野菜が7に対して肉は1の割合ですので、この自然界の法則を曲げることにかかる生存の為のエネルギーは膨大だったと推測します。

肉食中心で生き抜く為に、農耕民族に比べて腸の長さがはるかに短くなった事が大きな特徴の一つです。

格好いい身体にする為に胴が短くなり、足が長く背も高くなった訳では無く、肉食を通して厳しい寒冷地に進化適応する為の現れだったので、西洋人を見て、その風土に順応した民族的な歴史の違いを考えずに、我々日本人が身体的特徴で劣等感を感じるのは、甚だナンセンスという事です。

それは何故かというと、陸上の動物は身体を温めるが、『腸で肉は腐敗し、沢山の毒素や老廃物や食毒を発生させ、血液が汚れドロドロになる』という事です。

漢字でも五臓六腑の腑(胃腸)に肉と書いて『腐る』となり、とても偶然とは思えません。

少しでも、この肉食の腐敗から発生する毒素や老廃物や食毒の害を低くし、早く排泄させて適応範囲を広げ様とする人間という生命体の、何とか民族を絶やさない様にしようとするその生命力の強さの現れなのです。

それでも日本人に比べ西洋人の肌はカサカサで、控え目に表現しても汚い方が多く、体臭がビックリするほどとても臭い人もいます。

これは狩猟民族以来、例え何千年も何万年もかけて腸を短くして肉食の害である毒素を減らし続けて来たとしても、それでも肉食による毒素が体内に蓄積されてしまい、この毒素を排毒する為の適応反応となります。

言い方を変えると、『浄血する為の延命反応』と考えます。

また、陸上の動物が人間よりも体温が高いという事は、その体温でその動物の血液を循環させている事になり、それより体温が低い人間が食べると、体内で固まってしまいます。

陸上の動物の『脂』であるバターやラードなどは、冷蔵庫に入れて置くとすぐに固まりますが、穀物などから取り出した『油』は冷蔵庫に入れても固まりません。

なかなか我々日本人には分かり難い事ですが、私は成田空港で毎日の様に外国人と接触する機会のある仕事をしていますので、この辺は身に染みてよく分かります。

ですから、西洋を中心に香水が発達しましたし、日本人のように同じお風呂に家族全員が入るなどという事は、彼らは出来なかったのです。

西洋人四人家族が同じお風呂(同じお湯)に全員入ったとしたら、最後に入浴する人は三人分の毒素が室内に充満していて、その邪気を吸って気分や具合が悪くなってしまうでしょう。

それだけ肉食(食性)から身体を守るための排毒現象が強く、毒素が常に発生していることを意味しますし、シミ、ソバカス、肌の荒れ、強烈な体臭など我々日本人には理解し難い事ですが、これら全ては生命を守る為の肉食人種の大切な延命反応なのです。

話は長くなりましたが、農耕民族である日本人が西洋人の様に肉食に傾くと、腸が長い分だけ体内に毒素や老廃物や食毒が停滞してしまい、その毒素の害を肉食民族以上に多く受ける事になってしまいます。

進化の過程で、玄米の様な穀物や豆、野菜、海藻などを消化吸収し易い様に、我々日本人の腸は長くなり、結果的に胴長に落ち着きました。

ですから、日本人に適さない肉、卵、牛乳などの動物性食品を常食していると、常に酸性状態で血液を汚しドロドロに固めてしまうことになり、体質を劣化させ、残念ながら、不定愁訴や病気へ発展していく事に繋がってしまいます。

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