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日本人から「福耳」が消える日

2-3温かくて良い血液は、主食のご飯と味噌汁から

ごはん【2-3】

我々日本人の食性を基にした基本食とは、『ご飯と味噌汁』と考えます。

稲の取れ難い地域もありますが、大昔からお米が中心です。

ご飯は生命力が最も高い玄米の事で、主食になってきました。

そして同じく、生命力の高い旬の食材で作った味噌汁です。

そして副菜としては大雑把に、煮物や小魚、海藻、発酵食品である梅干しや沢庵や納豆などになり、塩気も沢山取ってきました。

また、調味料は天然のもので、精製塩や白砂糖や食品添加物などはありません。

農耕民族である我々日本人は、昔から『主食と副食』という概念を持って生き続けてきました。

一食あたり一汁一菜か一汁二菜です。

温かくて良い血液を腸で作る為に大事なことは、副食が主食より多くなり過ぎない事です。

この様な伝統的な粗食(素食)を基に農耕民族独特の自然観を導き出し、古代より現代まで日本人として子孫を繋ぎ続けてきました。

義理や人情に厚く、自他中心的で卑怯を嫌い、誠実を貴ぶような『日本人的気質』を育んできました。

これらにより、外国人もビックリ仰天するような伝統や文化や技術、しきたり、立ち振る舞いなどを作り上げてきました。

これに食養的な考えを加えると『腹八分』程度にして、胃腸に負担を掛けない為に、良く噛む事です。

玄米であれば、一口、二百回を目標にすると、胃腸の弱い方でも十分に消化吸収出来ますし、食後にお腹が張るような事はありません。

一口ごとに箸を置いて、回数を頭の中で数えながら食べますので、恐らく一食が30分から40分くらい掛かると思います。

そうすると当然ですが、温かくて綺麗で良い血液が腸で作られるようになり、その良い血液が身体全身の隅々まで滞り無く循環する事になり、結果的に良い体細胞へ発展していきます。

当然、脳細胞や自律神経や白血球にも発展する事になります。

この様な食事を各ご家庭で続けると、『食原生ストレス』の入り込む余地もまた殆どありません。

いかがでしょうか。

この様な説明は、色々な食養やマクロビオテックなどの本やWEBサイトでも簡単に閲覧出来まし、興味のある方は是非検索して頂き、現代西洋医学と現代栄養学、日本の食養、そして東洋哲学や陰陽五行など色々と比較出来ますので、素直な目線で見て頂きたいと思います。

アラを探すのではなく、必ず疑問点や矛盾点が出てきますので、この疑問や矛盾を素直に比較して考えることが最も大事なことに繋がってくると、いつも考えております。

しかし、最初のころに書かせてもらいましたが、森下敬一先生のお茶の水クリニックでの診療は、こんなに大雑把な食事指導ではなく、各患者さん一人一人に合った『食事箋』が出されています。(診療風景は後で詳しくお伝えします。)

私が皆様にお伝えしたいのは、『各ご家庭での食事は、ご飯を中心に変えていきましょう』という事に尽きます。

しかし、習慣を急に変える事はなかなか難しく、その人その人の生活様式や行動パターンがありますから、重病人や不定愁訴で深く悩んでいる人でない限り、いきなり『玄米食』に変えることに抵抗感を覚える方が多いと思います。

ですから、各ご家庭に合った色々な形での『ご飯を中心』にして頂きたいと

思っております。

それから徐々に、玄米まで高めていって頂ければ、と思います。

晴れの日や特別な日、伝統的行事は当然ご馳走を頂くことになり、人生の大事な楽しみですし生きる醍醐味ですから、大いにご馳走を召し上がって頂きたいと思います。

また、お友達同士の会食や居酒屋での仕事上の一杯も、大事な特別な日となりますので、大いに楽しんでいいと思います。

ただ、ご家庭の食事や職場へ持っていく弁当などは、日本人の昔から続くご飯中心の粗食(素食)にしていくことが大事な事と思っております。

また、白米と比較した玄米の栄養や効能についてもWEBサイトや関係本の中に必ず載っていますので、ここでは省略します。

その理由は、現代栄養学は食物の栄養分析を基にしていて、その中の栄養素は何かとか、カロリー計算が問題の中心になりますが、残念ながらまだ、未知の栄養素が存在している可能性も否定出来ませんし、学問的には発展途中で未完成と思います。

そうなると、『今まで分析的に分かっている中での現代栄養学によると』、という枕詞を付ける必要が出てくると思います。

現代医学にも、この枕詞を付けて考える必要が出てきてしまいます。

しかし、その民族の食性とは、日本民族であればその厳しい風土(環境)に順応する為に、その中で経験的に日本民族を高める一番良い方法を基にして、現代まで数千年から数万年を生き抜いてきたという歴史的結果が現実として確かに存在しています。

今まで分かっている栄養素を元に足し算的に考えても、あまり意味が無いように感じてしまいます。

科学的に目に見える栄養素の分析よりも、その食物全体から生まれる『目に見えない生命力』を考えた方が、理にかなっていると思います。

ですから、あえて玄米の栄養素や効能には触れませんでした。

 

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