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日本人から「福耳」が消える日

1-17伝統的な粗食が生んだ、丁稚奉公

丁稚奉公

【1-17】

江戸時代から戦後までの約200年間、この日本では丁稚奉公という制度がありました。

かなり前になりますが、NHKドラマの『おしん』です。イメージが湧きますでしょうか。

10歳前後(小学校4年生前後)で丁稚として家元から離され商店などに住み込み、早朝から晩まで毎日休み無く雑用をこなしながら、しきたりや立ち振る舞いや作法など、日本人としての行動様式や考え方を身体に染み込ませながら、商売のイロハを叩き込まれた様です。

夜は閉店後に番頭や手代から商人としての必須条件である『読み書き、算盤』を習い、就寝は恐らく深夜と。

雑用と書きましたが、要はあらゆる労働で使い走りや肉体労働です。

恐らく、現代の若い我々からしたら、『とてもじゃないけど、やってられないわ』の状態になってしまうのではないかと。

しかも、何と10年くらいは無給で、最初の数年は休み無しだった様です。

数年が経って主人から認めてもらって初めて休みを貰うことが出来、年2回、各1日で、正月明けとお盆で昔から『薮入り』と呼ばれています。

その後も、10年ぐらい頑張って頑張って辛坊に辛坊を重ねて、やっと手代になります。

手代になると給金が貰えますが、主人や番頭の文字通りの『手足となって代わり働く』ことになりますので、毎日、早朝から深夜まで働き通しだと思われます。

そして、10年後あたりで番頭になり、主人の代理として重要な業務を任されるようになります。

番頭までなるのにおおよそ、20年以上は掛かったのでしょう。

そして、暖簾分けされ、自分の店を持つことが出来たようです。

大雑把に書きましたが、いかがでしょうか。

僅か70年前、この日本に存在したシステムです。

確かに、この制度の背景には『口減らし』があったのは確かと思いますが、

そもそも、この制度が民間レベルで200年も展開され続けて来られたのも、それを支え続けることが出来た庶民、一人ひとりの心と身体が現代人以上に強靭だったのではないかと考えるのが自然と思います。

昔の日本人は、この制度を過酷と思いながらも、普段通りにこなすことが出来ていたのではないかと思ってしまうのですが。

丁稚に出されて、殆どの人が過酷な労働条件が元で病気や亡くなってしまっていたら、勤勉で正直で卑怯を嫌う日本人だったら、当然、表の社会ではこのシステムは自然消滅していたのではないかと、私は思ってしまいます。

ここでも、健康の7大条件を思い出してしまいます。

健全な精神と強靭な肉体、勤勉であらゆる困難に打ち勝って進み続ける『持久力と忍耐力』です。

昔から続く庶民の伝統的な食事(粗食)、これが土台になって社会システムの全てが出来上がっていたと考えます。

毎日何気なく口に入れる食べ物、生きる為の全ての基がここにあると考えます。

そこには現代栄養学が奨励する肉、卵、牛乳は殆ど無く、工場で機械から作られた食品(工場製品)、ましてやレトルトやジャンクフードなどは全く存在しませんでした。

日本人としての伝統的な粗食をしていた庶民は、『口は天国、内臓も天国』、だった訳です。

私が小学生の頃に何か悪いことをして怒られると、よく祖母が私に言いました。

一発、二発のビンタを貰った後で泣いている私に向かって、

「昔はお前みたいな年になると、みんな丁稚奉公へ出されたもんだ。

この馬鹿やろう」と。

皆さんの良く知っておられる、松下幸之助、本田宗一郎、鳥居信治郎など、戦後日本を急速に発展させる原動力になった多くの素晴らしい方々がおりました。

丁稚奉公から始まったようです。

戦後、大企業に発展させた方々や各組織のトップになられた方々の中には、戦前に丁稚奉公で叩き上げられた方々も多いようです。

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