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日本人から「福耳」が消える日

1-15『腸造血説』と『骨髄造血説』

赤血球

【1-15】

ちょっと話が飛びますが、血液は何処で作られるか?という素朴な疑問です。

現代西洋医学は骨髄造血説を採用していまが、昔から東洋や日本の伝統医学では血は腸から作られるとしてきまして、私の亡くなった祖母も言っていました。

骨髄造血説の元になったのは、1925年にアメリカで血液専門の三人の学者により、動物を飢餓状態にして骨髄からの造血を確認した事からのようです。

その後、約100年近くこの骨髄造血説が現代西洋医学や栄養学の基本的概念になってきました。

これに対して、お茶の水クリニック院長の森下先生は、血は腸で作られる腸造血を説いておられて、「通常、血液は食べ物を基にして腸で作られていて、飢餓状態になると食べ物が入ってこないので生物は腸で造血出来なくなる為に、生命を繋ぐ為の非常手段として代替え的に骨髄や肝臓や心臓などの余裕力のある臓器で一時的に造血する」と。

私は医学的に専門家でもなく、栄養学者でもありませんし科学者でもない、殆どの方々と同じただの庶民の一人ですが、腸造血が正しいと直感しています。

今から33年前、私は20歳で成田空港内にあるホテルでバイトをしていた時のことですが、当時は今と違い戦後に戦地から復員帰国した方々がよくグアムやサイパンなどに向かう『慰霊の旅』の前後泊をされていました。

当時、彼らは恐らく60歳前後で、今日まで元気に生きておられるとすると、90歳前後と思います。

片足や両足を失くされた多くの方々に、お会いする機会によく遭遇しました。

足を失くされたお爺ちゃん達の殆ど全員が、何故か凄く元気でした。

当時、義足を付けている人はいませんでしたので、松葉杖を両脇に抱えながらレストランへの階段の上り下りなど、とにかく元気だった印象しかありません。

顔色も物凄く良く、てかてか光っていて、声もとても大きく周りを圧倒するくらいよく通り、存在感で他を圧倒していました。

ホテルですから外国人の方も宿泊されていて、ロビーやレストランで外国人に遭遇すると、足を失くされたお爺ちゃんのなかには、「HEY  YOU」などと大きな声で外国人に呼びかけている人もいました。

とても貧血気味には見えませんでした。

足が一本無いということは、当然、造血器官が大幅に減るので、貧血や身体が衰弱して弱々しいはずなのですが、お会いした方々では全くその気配はありませんでした。

中には、両足を失った方もおりましたが、全く元気そのものでした。

また、貧血気味の方はおしなべて、胃腸が弱い方が多いように感じられます。

何故、戦争で片足や両足を失くされた当時60歳以上のお爺ちゃん達がとても元気で、現代の若い方々の多くが胃腸障害に悩み、貧血気味で苦労されている方が多いところを考えると、とても矛盾を感じてしまいます。

両足が無くなるという事は、造血器官の半分近くが無くなる事を意味し、不健康状態であるはずなのですが、その様な気配を全く感じませんでした。

大雑把に考えても、経験上も、『食が血となり、肉となる』が自然と思うのですが、いかがお考えになりますでしょうか。

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